マツコの知らない世界で『フクロモモンガ』について特集していましたね。
とっても可愛くて、多くの方が魅了されたのではないでしょうか。
しかし、可愛いー♪だけでは飼うことができない問題があること、ご存知ですか?
中でも、オスのフクロモモンガの場合、大きく成長すると「臭い」がきつくなると言われています。
発情期になると「臭腺」が発達して臭いが強烈に・・・
正直人間にとっては「きつい」の一言です。
できれば飼う前に、「臭い」の対策は知っておきたいですよね。
これを読めば、まず「臭い」に対しては安心して「フクロモモンガ」を飼うことができますよ。
フクロモモンガのにおいはどれほど臭うの?
いわゆる小動物のようなにおいなのですが、同じハムスターやウサギと比べると体臭がきついと言われています。
また、フクロモモンガは動物性のエサ(昆虫など)をたべることから、食べ残しや糞からも「臭い」を放つとのこと。
極めつけは、「マーキング習性」。
縄張りを主張するため、尿を周りにをまき散らすことから、これも「臭い」の原因となります。
フクロモモンガの臭いの原因を取る手術と費用
臭いの対策として、大きく2つあります。
1つは、ゲージのこまめな清掃やエサを変えるなど、フクロモモンガの住む環境を改善すること。
もう1つは「去勢手術」。
メスのフクロモモンガの「避妊手術」はあまり多くありませんが、オスに関しては実施している買主さんは多くいるようです。
去勢手術とは
去勢手術とは、オスの精巣を取り除いて、生殖能力をなくす手術。
去勢をすることに対する賛否両論はありますが、メリットも多いと言われています。
去勢手術のメリット
- 病気を未然に防げる(将来かかる可能性の高い病気のリスクを減らせる)※
- 他人のペットや野良(犬・猫)との交配を避けることができる
- マーキング行動が収まる。
- 発情症状を抑える。
- 性格が穏やかになる。
※精巣腫瘍・前立腺肥大などの(男性)ホルモンに関与する病気のリスクを低下させてくれる
去勢手術のデメリット
- 去勢・避妊手術をする際の麻酔がリスクになる
- ホルモンバランスが崩れやすい
- 赤ちゃんを産むことができない
特に、身体が小さいフクロモモンガの場合、手術における麻酔はリスクが高いと言われています。
そのため、将来のためを思って去勢手術をした結果、命を落としてしまう可能性もあるということは考えておかなければなりません。
去勢手術の費用は?
フクロモモンガの去勢費用について明確に提示している動物クリニックはありませんでした。
しかし、猫や犬の去勢費用は、おおよそ2万円~3万円と言われていますので、同じような価格だと考えられます。
Aクリニック | Bクリニック | |
猫去勢手術 | 30000円 | 15,000円〜 |
犬去勢手術 | 36000円~ | 20,000円〜 |
※術前検査費用別(年齢や健康状態によって必要検査が異なるため)/体重によって費用が異なる
去勢手術は保険がきくの?
現在多くのペット保険があり、その内容もさまざま。
基本的に去勢手術は「傷病」ではないため、保険適用外となることがほとんどです。
しかし、他の傷病があり、その治療のために去勢・避妊の処置を行った場合は補償対象となります。
その際は、加入している保険会社や獣医師に確認を行ってください。
参考:FPCペット保険、ペットがいちばん保険、アイペット損害保険株式会社
さいごに
動物は「可愛い」だけでは飼うことは出来ません。
飼い始めてから「こんなつもりじゃなかった・・・」となるのではなく、飼う前にしっかりフクロモモンガの特性を理解しましょう。
今からフクロモモンガを飼う予定で、「臭い」だけが気になるということでしたら、メスをお迎えする方が良いかもしれませんね。
フクロモモンガは「臭い」や「病気」、「習性」をしっかり理解して、対策をすれば、日々の癒し的存在になってくれることは間違いなしです!